本物とは?
色校正をやってる人間に優劣をつけるとすれば、何を基準にすればよいか・・・。

数年前のように「技能検定」があるわけでもなく(というかあんな検定、役に立たんやろ?と思うんですが)、

刷り上げる早さとか?特色を作る早さとか?
はたまたB1を刷れるか、とか?ヤレ紙をどれだけ減らせるか、とか?

いやいや、でも単色機と4色機ではそういうの、比べられないし・・・。







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私が勝手に思う「うまい校正マン」ってのは

「何も変えない」人ではないかと・・・。
「特別なことをしない」ということ。
つまり「特別なことをしなくても常に同じ品質のものを上げられる」人だと思います。

ちょっと変わった仕事が入ったときに、あれやこれやと機械をごちゃごちゃ調節しなおしたり、特殊な溶剤をやたら使ったり、インキに添加剤を入れたり(もちろん必要最低限の溶剤・添加剤は使うべきですが)、とにかくバタバタと騒いで、刷り上げて「よっしゃ〜、できた〜!」なんて言う人間がいますが、
我々校正マンがしなくてはいけないことは、できるかぎり「いつもどおり」であること。

印刷オペに「この校正刷り、何かおかしな刷り方してない?」と聞かれてはダメだと思うんです。
画像修正のオペに「修正どおりになってないんだけど・・・?」と聞かれてはダメだと思うんです。


特殊な技術、トラブル時の対処法など、たくさんの技術を身につけることは大切だと思うけど、そういった特殊な技術はあくまでも「緊急事態」に使うものです。
本当に「うまい」職人は普段から機械のメンテナンスをきっちりやっているからトラブルも起こりにくいと思うし、「いつもどおり」の手順で、「いつもどおり」の時間をかけて、「いつもどおり」の品質のものを上げられます。

若いころはやたらと「変化」をつけたりするのが面白かったりするのだけど、それは「本物の職人」ではない、と思う今日この頃。


逆にこちらから
「校正はいつもどおり、何も変えてないよ。印刷の刷りがおかしいんじゃないの〜?」
と堂々と言えるようになれば一人前かな、と。
2009/01/10 | 色校正日記 | コメント(4) | トラックバック(-) | page top↑
コメント
「いつも通り」と「うまい職人」ですか。
そうありたいと思いメンテに励んでいます。
仕事も減り、人も減らされ、、、
言いたい事は沢山あります。が、
所詮は言い訳。
どうゆう状況であれ、きっちり仕事を出来る職人になりたい。と思ってはいます。
まだまだです。
その境地に立てるまで精一杯やるだけ?
この不景気の時代、自分の出来る事をしっかりやるだけ。
それしかないですよね?
2009/01/12 10:46 | URL | 青春はB−THREE #- [編集] | page top↑
青春はB−THREE様★
この記事はあくまで色校でいう「うまさ」について言ってることなので、印刷業界全体には当てはまらないかも知れませんが・・・。
ただ「この人に任せておけば大丈夫」といわれるだけの安定した技術と品質を手に入れるために日々努力しなくっちゃ、ってことですかね。
厳しい時代ですが「不景気で人が減らされ、材料費も減らされてはうまくいかない」と嘆くよりも、後々「俺たちはあの不景気を知恵と技術で乗り越えたんだから」という自信を持てるようにがんばっていきたいものです。
2009/01/22 07:09 | URL | エドワウ #- [編集] | page top↑
サッカー選手の「6.0平均」評価で「時に8.5。ときに4.0」みたいなんじゃなくて「常に7.0。どんな相手でも7.0」みたいに「いつもどおり」の仕事ができるって感じでしょうかね。

今日、中学生の職業体験授業の手伝いで「本の作り方」みたいな授業を2時間ほどやってきました。いろいろこの業界の小ネタを準備していきましたが、なかなか思った通りにはいかず「5.0」ぐらいでした……。反省。
2009/01/23 23:36 | URL | akatnoh #- [編集] | page top↑
akatnoh様★
返事が遅くなってすいません、うまく表示ができてなかったみたいです。

>「時に8.5。ときに4.0」みたいなんじゃなくて「常に7.0。どんな相手でも7.0」
まさにそんな感じです。色校が「いつもどおり」の仕事をやることで、後工程の印刷が自由に変化を付けられると思うのです。

>業界の小ネタを準備していきましたが
>「5.0」ぐらいでした……。反省

普段あまりやらないことをやると・・・そうなっちゃいますね(笑)
2009/06/14 19:36 | URL | エドワウ #- [編集] | page top↑
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